1.スイッチングと配分変更、どんなときにするの?
みなさんの会社では、退職金の制度として、確定拠出年金(DC)がありますか?
私はこれまで3社で働いてきましたが、1社目と3社目では確定拠出年金(DC)がありました。
さて、確定拠出年金(DC)では従業員自身で金融商品を選び投資することになります。
株式、債券、定期預金などの中から自分で好きな商品に投資するわけですね。
しかし、途中で投資する金融商品を変えたくなることってありますよね。
そのときに取る手続きが、スイッチングと配分変更です。
場合によって手続きは異なります。以下、見てみましょう。
2.スイッチングと配分変更って、何?
(1)スイッチングとは?
スイッチングとは、これまでに投資してきた金融商品の構成を変えることです。
簡単に言うと、今手元にある金融商品をいったん売っぱらって、自分の買いたいものを買うということです。
イメージでお伝えすると、下記のようになります。
ここで注意しなければいけないのは、後で述べる配分変更も一緒に行わないと、来月からまた資産Aを自動的に買ってしまうということです。
(2)配分変更とは?
配分変更とは、毎月の掛け金で購入する金融商品を変更することです。
たとえば、今まで金融商品A(定期預金)、金融商品B(株式)、金融商品C(定期預金)に掛け金を振り分けていたとします。
A:B:C = 50 : 30 : 20
で振り分けていたとしましょう。
しかし、来月からは
A:B:C = 0 : 50 : 50
の割合で掛け金を振り分けていきたい(買って行きたい)とします。
このときに、「来月からは、毎月の掛け金をB:C = 50:50に振り分けて、金融商品Bと金融商品Cを買ってください」
という手続きが、配分変更です。
ここで注意しなければいけないのは、配分変更をしても、これまで買ってきた金融商品はそのままで変わらないということです。
もしこれまで買ってきた金融資産は売り払って、別の金融商品に投資したい場合は、スイッチングも行わなければなりません。
3.スイッチングと配分変更の違い
スイッチングは過去に購入した金融商品を売り払って、別の金融商品を購入すること
配分変更は未来に購入する金融商品を変更すること
です。
過去に着目しているのか(スイッチング)、未来に着目しているのか(配分変更)という点で違います。
4.ケース別の取るべき手続き
記事が長くなりましたので、別記事でご紹介します。
併せてご覧ください。
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本郷 春都
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