人生観

人生観

今まで俺は、生き残る、生物的に生き残るためだけに生きてきた。
そんな人間が、どうやったら幸せになれるんだい?
何が幸せなのか、自分にとっての幸せの定義、それを明確に認識するにはどうしたらいい?

俺が生まれたところは地獄だった。
なんとかしてお金を稼いで、1日でも早く家を出たかった。
まともな食事がしたかった。まともな休息を取りたかった。たくさん勉強したかった。

周りから見たら、俺は大学を早期卒業し、大学院に飛び級入学し、旧帝国大学の大学院を出て、東証一部上場企業に入り、外資系コンサルに転職し、外資系大手音楽レーベルに務めるというとても苦労しているようには見えない経歴を持っているが、苦労していないわけがない。
高校から奨学金を借り、バイトをして学費を稼ぎ、必死に勉強して大学院まで出た。
昼食や夕食は自分のバイト代から出し、携帯代だって自分で出していた。
社会に出て、理不尽な場面を何度も見て、ブラック勤務で鬱になった。
それもこれも生き残るためだった。

そんな人間が、やっと余裕のある生活を手に入れた。
それで、俺の幸せって何だろう?やりたいことって何だろう?
生き残ることだけが生きる目的だった俺に、そんなのすぐわかるわけない。ねえ、どうすればいいの?
でも、生まれてきたんだから、生きてる間に、何とか自分のやりたいこと、残したいもの、1つだけでいい、何か・・・何かを見つけたい。

人間は誰かに「教えて!教えて!」とねだったところで、欲しいものは手に入らない。自分で行動するしかない。自分を救えるのは自分しかない。だから、今日も頑張ろうと思う。

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