先日からいきなり、Google AdSenseの広告がほとんど表示されなくなりました。
10回に1回くらいの確率でしか表示されないという、スマホのガチャのような状態です。
慌てた私は広告が表示されない原因を探ってみましたが、一般的なサイトに記載されている原因で当てはまるものはありませんでした。
ポリシー違反になっていないことを確認しましたし、コードは適切に貼られています。テーマやプラグインの影響も疑いましたが、コードが<head>タグ内にしっかり記載されていたので、テーマやプラグインでもないと考えました。
サブドメインでまとめサイトを運営すると、メインサイトでGoogle Adsense広告が表示されなくなるという仮説
そもそもたまに表示されるということは、コード自体はきちんと機能しているということ。コードが機能しているということは、私のサイトが表示されると、「広告表示してね」というリクエストが送られているということですね。
それにもかかわらず、広告が表示されないということは・・・カバレッジ(広告の配信率)が下がっているのではないか?と推測しました。
実際に調べてみると、5/23を境に急激にカバレッジが下がっていることがわかりました。
では、なぜカバレッジ(広告の配信率)が下がってしまったのか?
ちょうど5/22頃からサブドメインでまとめサイトを4つ程運営を始めました。これが原因なんじゃないの?
そこで、私は「サブドメインでまとめサイトを運営すると、メインサイトでGoogle Adsense広告が表示されなくなる」という仮説を立てました。現在検証中です。
仕組み
アドセンスのクロールは週に1回の頻度でサイトを巡回しているそうです。
そこでまとめサイトが見つかって、まとめサイトに対するGoogleの評価が下がったのではないか。つられて本ドメインの評価も下がったのではないか。
まとめサイトは2ちゃんねるやYouTubeからまとめてるから、コンテンツの複製として評価が下がります。そして、サブドメインは本ドメインの一部なので、サブドメインの評価が下がった結果、本ドメインの評価もつられて下がり、「このサイトに表示する広告はないな」と評価された。
こうなったんじゃないかと仮定したわけです。
実際に「harutoblog.com」でGoogle検索すると、たくさんまとめサイトのページが表示されました。これで、そのまとめサイトの評価が下がり、本サイトの評価も連動して下がったという仮説が濃厚になりました。
事前に調べた
こういう話をしていると、サブドメインでまとめサイトを運用した場合のリスクを調査しなかったのかという反論が来ます。当たり前ですよね。
ただ、私は事前に調べていたんです。ググって複数のサイトを見た結果、
「サブドメインはメインドメインとは別々にGoogleにクロールされるので、SEO上の影響は受けない」という意見が複数ありました。
そこで、大丈夫なんじゃね?と思って、サブドメインでまとめサイトを運営してみたのですが、もし「クロール」というのがGoogle Search Consoleのクロールについて話題にしていて、Google AdSenseの「クロール」はサブドメインの影響を受けるのであれば、サブドメインでまとめサイトを運営すべきではないですね。
しまった、そこまで頭が回らなかった・・・反省です。
実際に取った対応
まず、サブドメインをすべて削除する対応を取ることにしました。もともと別ドメインを取得すればよかったんや・・・。
(なお、サブドメインを削除する前に、WordPressのバックアップをエクスポートし、別ドメインでサイト構築しやすくはしておきました)
さらに、Google Search Console上でサブドメインを90日間非表示にする手続きも取りました。
もちろん、Google Adsense広告のクロールとGoogle Search Consoleのクロールは別物であると公式が言っているので、Adsense広告にどれだけ影響するかはわからないのですが、やらないよりはやったほうがマシかなということで、作業しました。
Google Search Consoleでの処理はすぐに効果を出し、2時間後くらいにはGoogleで検索しても私のまとめサイトは出てこなくなりました。
ついでに、トップページの下と投稿ページの下に、楽天とAmazonの広告ウィジェットを追加しました。
対策の結果
対応を取って1日経ちましたが、あまりGoogle Adsense広告のカバレッジ率は変わっていません。具体的には、2.33%だけ回復していました(0.68%→3.01%)。しょっぱい。
Google AdSense広告のクロールは週に1回巡回していると公式が言っているので、最長で1週間待てば成果がわかりますね。
もしGoogle AdSense広告のカバレッジが回復しなかったら
もしこれで回復しなかったら、私が簿記3級の解説を量産したことが原因と考えられます。カバレッジ率が下がったということは、Google AdSenseが「このサイトに合う広告はないな」と判断して広告を配信しないという判断をしたということです。
「このサイトに合う広告はない」という理由として、
・サブドメインでまとめサイトを運営したこと
・簿記3級の解説記事を量産したこと
が考えられます。
圧倒的にサブドメインでのまとめサイト運営が原因っぽかったので、サブドメインを削除しましたが、もしそれでもカバレッジが回復しなければ、記事内容を疑います。
ただ、今後、簿記3級の解説をYouTubeでやりたいと思っているので、簿記の解説記事はこれからも書いていく予定です。その場合、別の内容の記事も書いていく(前に書いていたダイエットや投資、プログラミングの記事も書いていく)ようにします。
まずは1週間様子を見て、今後の対策を決定します。
まとめ
Google AdSenseの広告が配信されない場合は、
・自サイト
・自サイトとGoogle AdSenseとのコネクト
・Google AdSense
のどこかに問題があります。
インターネットがある以上、物理的な自サイトとGoogle AdSenseのコネクトには問題ないはずです。
Google AdSenseの広告コードが自サイトに貼られていることを確認することは基本ですが、もし適切に貼られているなら、デジタル的な自サイトとGoogle AdSenseのコネクトも問題ないです。
そして、Google AdSenseよりも自サイトに問題があるだろうと考えました。
Google AdSense自体は優秀なエンジニアが集結しているGoogleが運営しているからあまりGoogle AdSense側に問題があるとは思えません。また、自サイトに問題があるなら解決可能性があるけれどGoogle AdSense側の問題ならコントロールできないから、自サイトに問題があると思い込みたいという思考もあったと思います。
今回は、自サイトに問題があるという前提で、「サブドメインでまとめサイトを運営すると、メインサイトでGoogle Adsense広告が表示されなくなる」という仮説を立てました。
インターネットで調べても、全くこのような情報が見当たらなかったので、誰かの役に立てばいいなと思って、本ブログ記事を書きました。
まだサブドメイン削除という対策の結果は見えてきませんが、様子を見て、成果が出ない場合は別の対策を取ります。
どうしてもダメだったら、別ドメインを取得してブログをやり直すかな・・・
エックスサーバーなら割と簡単にやり直せますし・・・。
また結果を報告します。
本郷 春都(@hongo_haruto)
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