消費税増税の前に年会費無料のクレジットカードを持っていた方がいい【政策 ポイント還元をうまく利用する】

消費税増税の前に年会費無料のクレジットカードを持っていた方がいい【政策 ポイント還元をうまく利用する】

消費税増税前にクレジットカードを作った方がいいの?と悩む人がいますよね。

結論は”Yes”です。日本国の進めるポイント還元政策の恩恵を受けるためです。

特別な理由がない限り、年会費無料のカードでいいので、作っておいた方が良いでしょう。

 

今回は、消費税増税ってなに?ポイント還元の政策ってどういうこと?について解説します。

ポイント還元政策の恩恵を受けられるクレジットカードについても載せておきました。

どのクレジットカードでもポイント還元を受けられるわけではないので、注意が必要です。

 

消費税増税前に、

・政策の恩恵を受けられる

・年会費無料

のクレジットカードを持っていた方がいいです。

ポイント還元の政策を上手く利用して、消費税増税後もお得に買い物をするためです。

 

消費税増税って何?

消費税は2019年10月1日から10%に引き上げられます。これに伴って、軽減税率8%が適用されるようになります。

国税庁 のサイト “令和元年(2019年)10月1日から消費税の軽減税率制度が実施されます!”

 

国税庁の言っていることを簡単に説明すると、

  • 消費税は基本的に10%に上がります
  • ただし、特別に消費税8%の取引もあります(軽減税率)
    • スーパーで買った食品やテイクアウトの料理は増税後も8% (アルコールや外食は10%)
    • 週2回以上発行されている新聞を定期購読する場合も8% (紙じゃなくてWEB購読は10%)

ということです。

 

実は国税庁が消費税増税についての説明会を昨年からやっていて、私も昨年参加して勉強してきました。今は勤め先で、消費税アップ対応プロジェクトのプロジェクトマネージャーをしています。昨年国税庁が実施した説明会で配られた資料を挙げておきます(後者は6月にアップデートされた)。

 

ポイント還元の政策ってどういうこと?

対象店舗でクレジットカード等を使って代金を払うとポイント還元が受けられるという、国の政策です。

経済産業省のサイトも出来ています。消費者向けの説明を近日公開する予定です(電話で確認したら、対象店舗の情報を載せるそうです)。

日本は消費税増税によって需要が冷え込んで不況になった経験があるので、消費税を増税しても需要が冷え込まないようにする国の政策ですね。

2019年10月~2020年6月(9カ月間)の期間限定の政策です。

 

ポイント還元の政策は「キャッシュレス・消費者還元事業」と呼ばれます。

経済産業省によると、仕組みは次のとおりです。

 

この政策を利用してポイント還元を受けるためには、登録を受けたキャッシュレス事業決済事業者(クレジットカード会社等)のクレジットカード等を使って買い物をしなければなりません。登録していない業者のクレジットカードを使って買い物をしても、ポイント還元を受けられないということです。

そうすると、登録を受けたキャッシュレス事業決済事業者でクレジットカードを作らないと、ポイント還元政策の恩恵を受けられないことになります。

 

経済産業省が公開しているキャッシュレス事業決済事業者のリストはこちらです。

登録決済事業者リスト(223社)

※電話で確認したところ、まだ事業者は増えるそうです(2019/7/5現在の情報)

 

クレジットカードを作るなら、年会費無料でいい

クレジットカードには年会費がかかるものと、かからないものがあります。

どちらが良いかというと、やはり年会費無料のカードです。

 

年会費がかかるクレジットカードには特典がついているので、その特典が魅力的であれば、もちろん年会費のかかるカードを選ぶのが良いでしょう。

たとえば、仕事でよく飛行機に乗る人がマイルをたくさん貯めたいから、年会費がかかっても航空会社のクレジットカードを使うといった感じです。

 

しかし、そのような理由がない限り、年会費無料のカードで十分です。

私が実際に使っているクレジットカードも年会費無料です。

 

なお、年会費無料を謳っているのに2年目以降は年会費がかかるというカードもあるため、クレジットカードを作るときは必ず確認しましょう。

 

増税前にどこのクレジットカードを作ればいいいの?

結論として、

・年会費が無料

・ポイント還元政策の恩恵を受けられる

クレジットカードを作ればいいということになりますね。

 

経済産業省でポイント還元政策の対象として登録を受けているのは、

登録決済事業者リスト(223社)

です。この中のクレジットカード会社で、年会費無料のカードを作ればいいわけです。

 

でもリストから事業者を探して、しかもその中から年会費無料のカードを探すのは大変だ・・・という方のために、私の方で調べました。

三井住友カード株式会社のBooking.comカードか、エポスカードでいいと思います。

 

まず、Booking.comカードは、年会費が永年無料です。発行主体の三井住友カード株式会社は、経済産業省の登録決済事業者リストに記載されています。ポイント還元を受けることができますね。これ1枚で世界中のホテルで優待が受けられるので、旅好きの人に向いています。


次に、エポスカードも、年会費が永年無料です。発行主体の株式会社エポスカードも、経済産業省の登録決済事業者リストに記載されています。ポイント還元を受けられますね。「魚民」、「笑笑」などの居酒屋、「イオンシネマ」などの映画館、舞台やライブのチケット、「ビッグエコー」「シダックス」などのカラオケ、「大江戸温泉」「万葉の湯」などのスパといった施設で優待が受けられるほか、「たまるマーケット」でポイントが2~30倍たまります。ポイントを貯めるのが好きな人は、エポスカードが向いているでしょう。

エポスカード

 

迷ったら、Booking.comカードでいいと思います。

なお、大学を出ている人は、その大学の名前が入った年会費無料のクレジットカードを発行してもらえる場合があります。たとえば、名古屋大学カードです。私は実際に名古屋大学カードを持ってますが、年会費永年無料です。もし大学卒業時にパンフレットをもらった記憶がある人がいれば、そちらのカードでいいと思います。わざわざ上で挙げたカードを作らなくてもいいと思うので、ご自身の卒業時にもらった資料を確認してみてください。

 

ポイント還元の政策も我々が働いて納めている税金を使って実施されます。損をしないよう、しっかりと政策を利用したいですね。

 

本郷 春都(@hongo_haruto

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