【悲報】会社に行きたくない理由は何か

【悲報】会社に行きたくない理由は何か

インターネットでは、「会社行きたくない」という検索ワードが人気です。ゴールデンウィーク連休明けの人には、「会社行きたくない」と思う人も多いでしょう。

 

今回は、会社に行きたくない理由について解説します。

 

会社に行きたくない理由は、3つあると思います。それは、

・人間関係が悪いから
・明るい未来を想像できないから
・会社に搾取されたくないから

以下、それぞれについて説明します。

 

人間関係が悪いから

マイナビやDodaなど転職エージェントのサイトによると、転職理由に必ずランクインするのが、「人間関係が悪いから」です。会社での人間関係に苦しんでいる人がたくさんいることがわかります。

 

確かに、毎日8時間以上過ごす会社での人間関係が悪いと、大きなストレスになりますよね。だから、会社に行きたくないと思うわけです。

近視眼的視点でみると、「人間関係が悪いから」会社に行きたくないというのはそのとおりです。

 

しかし、人間関係の悪い職場で1年間働いてくれたら1億円をあげるよと言われたら、みなさん転職するでしょうか。転職を思いとどまる人が多いと思います。

そうすると、人間関係が悪いということ以外にも、本質的な理由があるのではないかと思います。

 

では、会社に行きたくない本質的な理由とは何でしょうか。

 

明るい未来を想像できないから

会社で働いても明るい未来を想像できないから、会社に行きたくないのではないでしょうか。転職エージェントのアンケートでも、「給料が少ないから」「労働条件が悪いから」「将来が不安だから」という理由が上位にランクインしています。

 

給料が少なかったり、労働条件が悪かったり、将来が不安だったりすると、明るい将来は想像できません。明るい将来が想像できないなら、その会社で働きたくないのは当然ですね。

 

高度成長期の日本は、会社で働けば給料も上がりやすく、給料を銀行の預金口座に入れているだけで利息がついて貯金も増えていくという時代でした。働けば車が買える、働けば家が買える、働けば贅沢ができる、そういったイメージを喧伝していた時代でもあります。そのため、会社員でも明るい未来を想像できました(会社員に対して明るい未来をイメージさせることができた、ともいえます)。

 

しかし、今は日本経済が伸び悩み、会社で働いても給料は伸びない時代になりました。1年間頑張って働いても、数千円しか給料が上がらないというのはよくある話です。働いて得たお金を銀行の預金口座に入れても、利率は年0.001%と極端に低く、預金しているだけではほとんど増えません。

 

それどころか、大企業が45歳以上のリストラを行い、経団連の会長が「終身雇用なんて守れない」と発言していますので、長年働いてもいつ解雇されるかわからない時代がやってきます。

経団連会長の発言については、下記記事をご覧ください。

【解説】終身雇用を守れない日本が辿る道【終身雇用崩壊後の未来】

 

いくら会社で働いても給料は増えない、いつ解雇されるかわからない、となれば、会社で働いた先に明るい将来は想像できません。

 

会社に搾取されたくないから

そもそも会社とは、搾取のシステムです。会社員(労働者)に働かせて、儲けは会社が取得し、その一部を労働者に分配しています。

 

会社の儲けは、投資家、経営者、仕入先、労働者に分配されます。投資家とは、株主やオーナーです。経営者とは、社長や取締役です。労働者は会社員ですね。会社の儲けの多くは前三者に分配され、労働者へ分配されるのはほんの少しです。

 

会社は労働者を使って儲けて、その一部を労働者に還元するという、搾取のシステムになっています。

誰だって、他人に搾取されたくないですよね。

 

言葉を選ばずにいうと、現代の会社員(労働者)は、古代エジプトにピラミッドを作っていた奴隷と変わりません。古代エジプトの奴隷は、ピラミッド建築工事を強制されていたわけではありません。彼らは給料を支払われて働いていたのです。それで生活するのに必要な給料は得ていたといいます。

 

現代の会社でも、会社員(労働者)は生活はできるけど贅沢はできない程度の給料を与えられて、会社で働いています。会社で働くことを強制されているわけではありません。ただ、会社で働かないと生きるのに必要なお金を稼げないから、会社で働いているのです。この点では、古代エジプトの奴隷と変わりません。

 

私たちは古代エジプトの奴隷を見て、奴隷になりたいとは思いませんよね。奴隷というのは搾取される立場だからです。

会社にだって、搾取されたくないです。

 

会社に搾取される生活から抜け出す方法

では、会社に搾取される生活から抜け出すには、どうすればよいのでしょうか。

 

方法は2つあります。投資家になることと、自分のビジネスを持つことです。

 

まず、投資家として配当収入や売買益を得られれば、会社で労働する必要はなくなります。不労所得で生活できるようになるわけです。しかし、投資で生きていくには、大きな元手が必要です。年間の投資に対するリターンは、5%あればよい方だと言われます。具体的には、100万円投資して5万円、これでは生活できません。1,000万円投資して50万円、これでも生活できません。1億円投資して500万円、これでやっと生活できます。1億円を投資に回せる人は、そんなに多くないでしょう。(※ここでは単純化のために、複利を考慮していません。)

 

そこで、多くの人は、自分のビジネスを持てるように頑張るしかないわけです。自分のビジネスであれば、自分の働いた分はすべて、自分の財務情報に反映されます。働いたら働いた分だけ、自分の利益になる、ということもあるわけです。うまく運用すれば、働かなくても収益を生む状況を作り出すことも可能です。

 

もちろん、自分のビジネスを持つということは、リスクを取るということです。たとえば、自己資金で八百屋を経営しても、潰してしまった場合は自己資金をすべて失います。コストをあまりかけずにビジネスを始めても、収益を上げることができなければ、自分のかけた労力は全て無駄になってしまいます。このようなリスクは誰もが恐れるものです。

 

しかし、リスクを取らないという選択をすれば、労働者として会社に搾取され続ける道を選ぶことになります。結局、リスクを取らずに労働者として搾取されるポジションを受け入れるのか、リスクを取って搾取される生活から抜け出すのか、二者択一なのでしょう。

 

何も、今すぐに会社を辞めるというリスクまで取る必要はないと思います。取れる範囲でリスクを取って、自分のビジネスを持てるように頑張ることが大事だと思います。

 

実際に、私は2019年4月からサーバーをレンタルし、ブログを始めました。毎日1記事更新して、読者の方に有益な情報を提供するために努力しています。ビジネスは、ブログを使った広告ビジネスです。読者の方が広告をクリックしてくれたり、広告を見て物やサービスを買ってくれた方がいれば、小銭が私のもとに入るという仕組みです。

 

失敗しても致命的な問題がないように、スモールスタートをするのがおすすめです。

 

まとめ

「会社に行きたくない」という気持ちはよくわかります。私も今まで上場企業、外資系コンサル、外資系企業で働いてきましたが、どこで働いても「会社に行きたくない」という気持ちは消えません。周りの人と話しても、会社員のほとんどは「会社に行きたくない」と思いながら働いていると感じます。会社員でいる限り、ずっと「会社に行きたくない」という気持ちを持ってストレスを抱えながら生きるしかないのです。まさに会社に行って消耗するということです。

 

もし会社に行って消耗する人生が嫌なのであれば、投資家になるか、自分のビジネスを持つかをしなければならないと思います。これらにはリスクが伴いますので、リスクを取る覚悟は必要です。しかし、リスクを取って挑戦しないと、いつまでたっても会社に搾取される「労働者」で終わってしまいます。

 

人によって取れるリスクは異なります。私が取れるリスクは、自分の労力とブログの運営費を自腹で支出することくらいです。このブログビジネスが大きくならない限り、これより大きなリスクは取れません。自分の生活を脅かすことはできないからです。

 

取れる範囲のリスクを取りながら、会社に搾取される生活から抜け出す努力をすることが大事だと思います。

 

なお、私の人生観に影響を与えた書籍は下記の3冊です。

 

最初はあまりコストをかけず、失敗しても致命的な問題が出ないスモールスタートがいいと思います。始めの1歩を踏み出して、圧倒的に作業すること、徹底的に努力することが大事だと思っています。私はこれからも頑張ります。

 

本郷 春都(@hongo_haruto

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