【問題と解説】簿記3級を独学する人のために過去問を解説【商品売買-仕入取引-14】

【問題と解説】簿記3級を独学する人のために過去問を解説【商品売買-仕入取引-14】

簿記3級を独学で取得したいけど、過去問を見ても何を聞かれているのかよくわからないという人はいませんか?
最近、会計に関する知識のニーズは高まっていて、学生さんだけでなく、会社員の方でも簿記を勉強している人は多いですよね。

 

私は独学で簿記2級と3級を取得し、8年間、会計と税務の仕事をしてきました。
職場については、東証一部上場企業、監査法人系コンサルティングファーム、外資系レコード会社で働いてきました。

 

学生時代は法律を専攻し、会計は全く知らない状態からの勉強でしたが、簿記3級は3カ月の勉強時間で合格しました。
簿記3級は誰でも独学で取得できます!貸借対照表、損益計算書、勘定科目・・・漢字ばっかりでよくわからんと思っているあなた、諦めないでください。

 

私がわかりやすく解説します!

 

今回は、独学で合格したい方のために、過去問の解説を行います。

 

商品売買の中でも、仕入取引に関する仕訳問題について、問題・解答・解説を記します。

 

第151回日商簿記3級 第2問 仕訳問題 1.

【問題】

次の取引について仕訳しなさい。ただし、勘定科目は次の中から最も適当と思われるものを選ぶこと(省略)。

販売用の自動車を ¥ 1,000,000 で購入し、購入手数料 ¥ 50,000 を含む代金の全額を掛けとした。なお、当社は中古車販売業を営んでいる。

 

【解答】

 

【解説】

この問題は、自分のお店が仕入れをしたときの仕訳を聞く問題です。

 

仕入れの代金は、1つの方法で支払っています。

・掛けで支払う方法

詳しく解説します。

 

掛けで支払う方法

「残額は掛けとした」という部分がこれに当たります。

掛けで支払うというのは、今すぐに代金を支払うのではなくて、「1か月後の月末」とか「3か月後の月末」といった支払期日を約束をして、期日までにお金を支払うことをいいます。

イメージでいうと、飲み屋さんで「ツケといて~」と言っているツケです。ツケは払わないといけません。これが掛けで買うということです。

 

さて、この掛けで商品を購入したとき、「お金を払わないといけない」という義務が発生します。この支払義務を、「買掛金」という勘定科目を使って表現します。

お金を払わないといけないから「いやだなー」ということで、負債です。

 

今回は、車の代金¥ 1,000,000 +購入手数料 ¥ 50,000 = ¥ 1,050,000を後で支払わないといけないので、次のように仕訳します。

仕入 ¥ 1,050,000 / 買掛金 ¥ 1,050,000

 

購入に付随する費用

さて、「購入手数料 ¥ 50,000」も仕入に含めるのか、疑問に思う人もいますよね。

仕入に際してかかった付随費用は仕入額に含めます。

これを取得原価主義といいます。

 

“販売用の”自動車と書かれている意味

問題文にわざわざ”販売用の”自動車と書かれているのは、固定資産ではないという意味です。

今回は仕入として自動車を買ったのであって、自社の営業車や役員車として使うために買ったのではない、ということです。

もし自社の営業車や役員車として使うために買ったのであれば、固定資産として計上し、減価償却するという別の会計処理になります。

本問では仕入として自動車を買っています。

 

正解の仕訳を再掲します。

 

まとめ

複雑に見える問題も、分解すると1つ1つの仕訳は簡単なものです。それらをまとめることで、答えを得ることができます。

 

文章での説明だけではわかりにくいですか?

大丈夫です。

 

今後、YouTubeに簿記3級対策の動画をアップロードする予定です。

ホワイトボードに説明を書きながら、口頭でわかりやすく説明するつもりですので、それを見るだけで勉強が進みます。

YouTubeを見るときにこのページを参照してもらえば、理解が進むはずですので、安心してください。

 

本郷 春都(@hongo_haruto

 

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